就寝中に襲われるふくらはぎなどの足の激しい痛み、誰もが1度は経験した事があるのではないでしょうか?
足がつる・こむら返りは、激しい運動をした夜に筋肉の疲労が原因で起こる事が多いですよね。
原因はそれだけでなく、運動で体から汗が流れる時に、筋肉に大きく関わりのあるミネラルも一緒に流れてしまう事も要因です。
運動などで汗を大量にかき、ミネラル不足になり、筋肉がけいれんを起こし足がつるといった状態になってしまうんですね。
特に運動をしていなくても、赤ちゃんに栄養を取られてしまう妊婦さん、食生活に偏りがある方、ミネラルの排出が多くなる高齢者の方なども突然の足つりは起こってしまいます。
改善策として、マッサージをする、下半身を温めるなどありますが、なにより不足している栄養を摂取する事が大切ですよね。
そこで、足のつり改善に効果のある市販薬やサプリメントについて調べました。
夜中のピキーン!に人気の市販薬&サプリメント7選
「コムレケア」(小林製薬)第二医療薬品
漢方処方、芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)エキス配合。
芍薬と甘草の2つの生薬が筋肉組織細胞のイオンバランスを正常にし、足のつりを改善させます。
1回4錠を1日3回を水またはお湯で食間に服用。
「和漢箋 ツラレス」(ロート製薬)第二医療薬品
芍薬甘草湯エキス配合。
漢方特有の味やにおいを感じにくい形状で、続けやすい工夫がされています。
1回4錠を1日2~3回を水またはお湯で服用。
「アルクラック」(全薬工業)第二医療薬品
芍薬甘草湯エキス配合。
めずらしいドリンクタイプで、飲みやすいヨーグルトフレーバーです。
1回飲み切りタイプ、1日3回を食前または食間に服用。
「マグマイト」(全薬工業)健康食品
マグネシウムやカルシウムの他、ビタミンD3、カゼインホスホペプチド配合。
レモン味の小粒タブレット、1日4~8粒を目安に食べます。
「コムラナイト」(ホコニコオンラインショップ)健康食品
国産玄米胚芽のマグネシウムの他、カルシウム、ビタミンB1、B2、クエン酸配合。
天然成分なので、妊婦さんでも安心です。
ラムネ味のタブレット、1日8粒を目安に飲みます。
「こむらくだ」(らくだしょっぷ)健康食品
カルシウムやマグネシウムの他、足がつる原因の1つでもある身体の冷えを改善させるショウガ、ヒハツを配合。
天然由来の優しい成分で、こちらも妊婦さんでも安心です。
1日5粒を目安に飲みます。
「ライフマグ」(タテホ工業)健康食品
独自の製法技術で吸収力の高い水溶性マグネシウムを実現。マグネシウム本来の力を引き出します。
1日に1包を目安に水またはお湯で飲むほか、ジュースやお茶などに混ぜても飲めます。
市販薬を探してみると、ほとんどが漢方の芍薬甘草湯エキスを使用しています。
成分は同じなので、味や錠剤の飲みやすさ、値段などで決めていく感じになりそうですね。
サプリメントは、足がつる原因となるミネラル不足を解消するため、マグネシウムとカルシウムが配合されているものが多いです。
身体に優しい安全な漢方薬やサプリメントもありますが、薬を飲んでいる人・妊娠中である人は必ずかかりつけの医師に相談してから飲んでくださいね。
食生活を見直そう
妊娠中であればある程度は意識する食生活ですが、やはり完璧に!といきませんよね。
マグネシウムは成人女性なら270mgが推奨量ですが、妊娠中なら+40mgの310mgが理想です。
特に大豆製品に多く含まれ、木綿豆腐を約100g食べると約31mgのマグネシウムが摂取できます。
また、小腹がすいた時や妊婦さんのおやつに丁度いいアーモンドや落花生、カシューナッツもマグネシウムが豊富です。
アーモンド20粒程(約120kcal)でマグネシウムが約53mg摂取できます。
おやつにナッツとチーズを食べれば、マグネシウムとカルシウムが一緒に摂れて良いですね。
このように、ちょっと食生活を見直すだけでも摂取量は大きく変わります。
どうしても足りない分をサプリメントで補い、それでも足がつるようなら薬に頼ってみるのが、足つり改善の良い方法かと思います。
1日でも早く、ゆっくり眠れる夜がくると良いですね。